何件トライアルを受けたのか忘れましたが、
とりあえず興味を持ったところをたくさん受けました。
本業はビジネス翻訳だけれども映像の世界に憧れています。
映像は経験者を募集しているところが多くて
通信で勉強しただけの私には敷居が高いと思いつつ
それでも経験問わずのところもあったので
2~3受けてみました。
随分前にトライアル用にNetSSTG1を買ったという
記事を書いたのですが
そこも見事に落ちました。
ちょっと話それますけど
映像のトライアルの課題動画の内容が妙に共感してしまう内容で。
登場するのは野生動物なんですけど。。。
内容は言えないのですけど
ある部分に終始自分を重ねて見てしまって
涙を流しながらの作業だったんですが
これ、映像の仕事する人はいつも納品後は目が腫れまくっているってことは
ないんでしょうかね?
最近涙もろいのもあって
心が少しでもじんとくるとぶわっとくるんですけど
毎回これだとたいへんだなぁと。
仕事になると締切とかそういうのが気になって
涙も出なくなるんでしょうか、、?
話をもとにもどして。
ここの映像トライアルは落ちました。
通信で基礎は習ったものの
トライアル中にこれはどう処理したもんなのかな、、という疑問がわいて
それをすっきり解決できぬままもやもやした気持ちで提出したので
落ちることは想定内でした。
でも、どこかでちょっとしたラッキーを期待していた
生ぬるい自分もいたりして、いっちょ前に落ち込んだりしました。
そんな上手いこといかないんだよ、
ということをしっかり思い知らされて
分かってはいたものの、しょんぼりしました。
SSTG1、無駄になったわ。。。とも。
いや、また次のチャンスを狙いにいくしかない。
で、コテコテの映像専門の翻訳会社は敷居が高すぎるのかもと思って
ビジネス文書をメインでやりつつも
ビジネス動画もやっていますよ~な会社もあって
そういうところも狙いました。
しかし落ちるわ落ちるわで。
トライアルの課題に取り組む時っていうのは
一生懸命やってるつもりでも
一日寝かせて翌日見直しをして良さそうかもと思って出しても
落ちた知らせを受けたあとに見たら
なんという悪質な翻訳を出したのかしら、、
と思うこともあって。
事後納得の落選。
何度も何度も落ちたら、
落ちてもいちいち落ち込まなくなりました。
それくらい落ちました。
そんなこんなしてるうちに
そもそも自分は今の仕事としてやってる
ビジネス翻訳すらきちんとできてないんじゃなかろうか。
それまで唯一契約のあったありがたいエージェントが何か超特別なのでは。。。
ということに気づきはじめました。
何回も何回も落とされて自分の現状を把握した感じです。
それだけでもトライアルを受けた甲斐があったと思います。
自分の間違いやら能力不足を認めるっていうことを
ナチュラルにスルーしがちになっていた気がします。
気づかないふりをしていたのかもしれない。
頭をたれよ!!ぺちぺち!と自戒しました。
そんなこんなである日、このブログの最初の記事にもかいた、
’英語の理解力と日本語の不自然さ’を理由に落とされたところに
再挑戦できるチャンスが巡ってきました。
トライアルで落ちた私にアドバイスをくれた会社はそこだけでした。
ぜったいにいい会社にちがいないと
あえて前回と同じ課題を選んで再度挑戦しました。
前回落ちた時の自分の提出した翻訳をもういちど見ると
ほんとひどい。
マシーンにかけたみたいな翻訳でした。
むしろマシーンのほうがいい仕事をしそう。
マシーンに取られるレベルの仕事をしていた私。。
課題の内容や単語を
自分の口でどういうことか説明できるかを自問してみると
なんと、微妙にあいまいな単語とかあって。
そういうあいまいな理解があいまいな翻訳となっていたことに気づいて
単語を逐一全部調べました。
知ってるつもりだけど、はっきり説明できない。
よく聞く言葉だけど、実際に何なのか。どういうことなのか。
それは全部調べました。
そして全部をくまなく理解して翻訳すると
選ぶ日本語がほんと違ってくるんですね。
自分にとってはすごい発見でした。
プロの翻訳家にとってはふつうのことなのかもしれませんが
それまで勘違いでなんとなくまかり通っていた自分にとっては大きな発見で。
提出した時点で合格を確信しました。
これでだめならもう向いてないんだ、と。
したら、すぐに合格通知がきたんです。
すごくすごく嬉しかったです。
それから契約書を取り交わし
もろもろの手続きが終わるとすぐに仕事の依頼が来ました。
あらかじめこちらの空き時間や予定をお知らせして
それに合わせたボリュームで依頼が来ました。
トライアルと同じような質の訳文を提出しなくてはと思って
最初の方はかなり肩に力が入り
緊張して仕事に取り組みました。
最初の仕事は、お金が発生するものの、第二のトライアルだと思ってます。
良質な訳文を提出するのはもちろんのこと
指示書などの見落としなどないように
時差で締切を間違えないように
色んなところまで細かく注意を払って仕事をしていたので、
最初の方はほんとうに神経を使いました。
継続的に2カ月間くらいお仕事をいただくようになって
やっと、この調子でいいいのかな、と思えるようになりました。
今は4カ月くらい経過していますが、
大き目の案件もちょくちょくいただき、
フィードバックも相変わらず細かくくださって
本当にありがたい限りです。
質問もしやすい環境にあり
今そこからお仕事をいただくのが楽しくてたまりません。
ああやっぱり翻訳楽しいなって。
ビジネス文書やビジネスウェブサイトのお仕事がほとんどで
動画はほぼないのですが
それでも自分の実力や能力不足を認識してからというもの、
新しい視点でビジネス翻訳をしていて
これが映像翻訳につながる部分もゼロではないと信じて
めらめら燃えているところです。
ふと見ると、最近我が家のおもちゃ箱に加わったStarWarsのキャラたちが
シルバニアファミリーの子守りをしていました。
可愛い空間。。
ランキングに参加しております。ぽちっとお願いします。
にほんブログ村
コメント
コメントを投稿