今日は仕事がひと段落しました。
明日はどうやって一日中子供達の相手をしようか思案中です。
さて突然話は年末にさかのぼりますが。
LAで開催されているバンクシー展に行ってきたんです。
確かまだオミクロンの話が出る前だか発見されたばかりだかのころで
コロナがなんとなく落ち着いていたころだったので
そういったものに行ってみたいなと。
バンクシーの作品や映像やもろもろが展示してあるんですけど
入口でまず携帯でQRコードをスキャンし
音声ガイドアプリを自分の携帯にダウンロードして
各作品の前で再生するとその解説が聞けるんです。
これっていつから普通なんですかね、、、?
子供が生まれてから美術館やらエキシビジョンやら、
もうかれこれ10年近く行ってなかったんですが
10年前は解説はパンフレットとかじゃなかったでしたっけね、、?
しょっぱなから時代に取り残されている感たっぷり。
ビジネス翻訳者たるもの、
時代遅れではいかんと思いつつ
自分にとっては新しすぎてわくわくです。
そもそもバンクシーって聞いたことがあったものの
大して詳しかったわけでもなく
ほぼこのイベントで色々知ったんですが、
かなりメッセージ性の強い作品が多いんですね。
資本主義批判だったり戦争批判だったりと
全部の作品が世の中の負の部分を
皮肉って描いているような、
おどろおどろしいものばかりで。
ずしんと心に重い何かが落とされるような
目をそらしたいような現実を知らされたような。
考えさせられるという意味で
素敵なエキシビジョンです。
エキシビジョンの最後のほうで
バーチャルリアリティも体験できるということで
それも初体験してきましたのですが。
ただ、これがなかなか怖かった。
そのバーチャルリアリティを体験するために
案内された椅子に座ると
スタッフの方が丁寧に専用ゴーグルみたいなヘルメットを
かぶせてくれまして。
ゴーグルにはコロナ対策なのか、
目の形に添った布まで当ててくれて。
このヘルメット結構重いなあと思いながらも
されるがままに。
で、ヘルメットをかぶせられると
もう仮想世界に入ってしまうので
現実の音と仮想世界の音とちょっと区別がつかない感じで。
ヘルメットがグラグラしないためなのか、
ベルトか何かでサイズを調整して
カチッと固定された感覚がありました。
そんなんでヘルメットをかぶった瞬間に
自分の体が前に進みだしまして。
不穏な雰囲気を生み出すような音楽が流れる中、
周りの風景がどんどん通りすぎて
足元の草や横の壁やらがリアルすぎて
水たまりではつい足を上げてしましったり。
驚きました。
ほんとにリアルなんですね。
バンクシーの作品はさっきも書いたように
どれもちょっと怖い雰囲気があるんですけど
その仮想現実もその世界観をそのまま反映させていて
ちょっと怖かったんです。
思っていた以上に没入感たっぷりで
最初はかなりはしゃいで360度隅から隅まで楽しもうと
くるくる回って楽しんでいたんですけど
人っ子ひとりいないし
頭も重くて疲れてきたし
結構長いなぁいつ終わるのかなぁ、、
と思っていたら、
どうやらなんとなく2週目に突入したような気がしました。
でもさっきとまったく同じではない気もして
まだなのかな、、と考えているうちに
妙な不安が押し寄せてきまして。
そこで自分が少しだけ閉所恐怖症のケがあったことを思い出しました。。
思い出してしまったから恐怖感は増していきます。。
最初にスタッフの方が
あれだけ丁寧にヘルメットを取り付けてくれたので
終わりごろには当然外してくれるのだろうと思っていたのですが
いっこうに外しに来てくれないんですね。
ちょっと現実世界を伺おうと
ゴーグルをずらそうにも、動かず。
頭痛がくる直前みたいな思い頭で
仮想世界を無理やり徘徊させられてる感がでてきて焦りました。
仮想世界でも音があるので
周りに実際人がいるのかどうかもわからず
どんどん怖くなって
閉じ込められる~~
と思いました。
今考えるとアホみたいですが、ほんとに。。
で、無理やりヘルメットを動かしてもがいているうちに
真上に上げたらすぽっと抜けました。。
さっきのスタッフさんはおらず
結構遠くの方から別のスタッフさんが
あ、終わったかい?
と、自分でヘルメットを外すことが自然の流れだったような感じで
ヘルメットを回収しに来ました。。
これ、みんな怖くないの?
そういうのも込みで演出??
それはそうと、これ、
そのうちもっとヘルメットが小型化して
気軽に取り付けられるようになって
バーチャルの世界に閉じ込められるっていうことも
起きかねないのでは?
なんてことを考えてしまいました。。
正直、ここまでVRの世界がリアルだとは思ってなかったので
怖かったと同時に感動もしました。
どんどん進化する世の中をもう少し追いかけるべく
いろいろと外の世界にも繰り出さねば
と思った年末だったのでした。
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